自分より大きなものって何だろう 山は大きい 緑いっぱいに気を育て森を育んで 石は崩れ砂となり砂浜となる 雨は山を流れ下り川となって水となって潤いを与えてくれる
そんな山は大きい でも海はもっと大きい 地球は大半が海で覆われている 陸続きでは行けないところがあるけれど、海をつたえばまずどこにでも行ける 外洋に出たときその大きさに圧倒される 何メートルも浮き沈みするボートの上で飲みこまれそうになる 果てしなく続く海に四方八方囲まれたときは、すごくさびしくなる うみどりが豪快に舞っているとこんな大きな海を渡るのは大変なんだろうなと、他人事ながらその大きさを感じる
そんな海よりも空はさらに大きい 空はどこにいてもついてくる 山の上にいても、海の上にいても どこまでもどこまでもついてくる 雲を抱き、風を吹かせ、山をも覆う 時には嵐で海を惑わす 飛行機から見る空はその海をも小さく思わせるほど、 果てなく続き 神か仏か降りてくるかのように青く雲を散りばめている
空よりも大きなものがある 太陽は何よりも大きい あんなちっぽけな大きさなのに、これほどまでに僕らをあたためてくれる 昼をつくり、夜を呼び 地球上のすべてのものに命を与えてる 山も海も空も 太陽があそこにあの大きさであの温かさでいなかったら すべては違っているだろう もっともっと大きなものもある遥かかなたの星や宇宙や でも僕らを直接育んでくれる一番大きなものは太陽なのかな
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