五月場所千秋楽〜大相撲っていい!
![]() 相撲を観るのは子供のころぶり。その時は多分、蔵前国技館だったと思う。どちらも昔住んでいた下町のごく近くの場所にある。会場を入り、取組表をもらい、パンフレットを買い、席に着く。二人で座るには結構余裕な感じで、思っていたより広かった。ただ、後悔したのはお弁当とお土産のセットを予約しておけばよかったことだ。千秋楽、中入り近くの時間では残っていたお弁当は焼き鳥弁当のみ。あーあ、次回はちゃんと予約してから行こう。 入った時(15時ぐらい)ちょうど十両の優勝決定戦と幕下以下の表彰式をやっていた。その異様な盛り上がり具合に「大相撲ってすげー」と思ったが、優勝決定戦だったからなのか。とはいえ、武道館に似た作りのホールは、行司の力士を呼び出す声や時たま飛び交う歓声がうまく響いて、白熱する巨漢同士のぶつかり合いをより一層盛り上げてくれる作りになっている。幕内力士の取組に入ると、今までその顔は見たことなかったけど聞いたことのある力士たちが出始める。
あと会場で見ていて良かったなと思ったところは、この沢山の表彰が全部見られたこと。テレビだと大抵総理大臣賞まで。その先に並ぶ25ほどの表彰式は見もの聞き物である。いろんな国やいろんな県が副賞にとんでもない量の商品を優勝者に渡す。牛一頭とか米1万トンとか大関一斗樽6本とか、無茶な量くれてる。いくらなんでも部屋の若い衆だけで消費できる量じゃないから、きっと、いつもお世話になってる谷町さん達におすそ分けするのだろう。しいたけが詰まったトロフィーとかもあった。しいたけ嫌いの自分がもらったら卒倒しそう。最悪。 さらに表彰の後は、出世力士手打式といって、今回初めて番付に乗るようになった力士たちを祝う儀式や、おそらく新しく行司になった人を神に捧げる儀式の神送りの儀式も見られた。そして最後の千穐万歳(なんて読むの?)では、みんなで起立して三本締め。それでもってすべての催しが終わる。「興行」の終わりと言う感じ。会場は常に沢山のお手伝いの人たちがいる。多くは元力士だったのじゃないかと言う人たちがこの興行を手伝っている。沢山の人に支えられている世界を見ても唯一無二のスポーツであり興行なんだなと片づけしている人たちを見て思った。
とまあ、相撲な一日でした。
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