速訳するには
一概に翻訳をするといっても、人によって進めるスピードが違うし、翻訳の内容によっては、向き・不向きがあります。翻訳でいかにして効率よくすばやく翻訳するかが、あなたのレート単価を左右します。
速く翻訳をするためのコツ
- 訳しながら打ち込む
とにかく訳が思いついたら打つ。違うと思ったら打ち直せばよい。忘れる前にキーボードを打つ。
- いろいろな経験をする=知識の開拓
翻訳には様々なジャンルの翻訳が舞い込んでくる。今日は論文かと思えば、明日は技術のマニュアルだったりする。手紙の翻訳や物語の翻訳、文系あれば理系あり。それらに対応していくにはやはり翻訳という技能だけでなく、それを十二分に活かすことのできる知識が重要。
- 単語帳を作ってみる。
何十ページにもわたる翻訳のときに、終えるまでに何度も同じ言葉があちこちに出てくるものがある。一度辞書で調べたら覚えていればいいけれど、数が多くなるとなかなか大変。脳みそは翻訳のためにとっておいて、調べた単語は単語帳にリストアップしておきましょう。単語帳はEvernoteでもいいし、普通のメモ帳アプリでも良いです。
- ITを駆使する。
スペルチェック、コピー&ペースト、類義語辞典、ワードカウント、検索、末は翻訳機能まで付いている。ワープロソフトにはたくさんの翻訳支援機能があります。これらを使わない手はない。
- 類義語辞典:「ある言葉は思いつくんだが、同じ意味でもっといい言葉がなかったかな」といったときに重宝する。
- 検索と置換:翻訳も半ばに差し掛かりもう少しというときに、「あっ」という翻訳の間違いを見つけてしまう。それが単語の間違いであれば、置換機能で一括修正。
細かい訳にこだわりすぎない。はじめから順序よく完璧に訳していくのはほぼ不可能。今日は調子がいいな、乗ってるなと思ったら、ペースを崩さないででとりあえず大約してしまう。あとから細かい訳にこだわっていけばいい。さらにあとから見直せば、全体像が見えてきて、訳詞易くもなる。
体裁は後で考える。 同じように、体裁はどうでもいい。うまい翻訳が思いついたら最優先で忘れないうちに打ち込んじゃおう。文字を大きくするだ、インデントさせるだは、ワープロならばあとからいくらでも調整がきく。
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