豆を挽くには挽くためのミルが必要ですね。電動ミルは、ミキサーと同じ原理で回転する刃で豆を切ります。摩擦熱を発生して香りが飛びやすいといわれています。電動なので、面倒でないこととすばやく挽くことができます。一方手動のミルはねじのように中心の軸が回ることで臼のように豆を砕き割る感じで挽いていきます。手動ですので時間と手間はかかります。どちらを選んでも挽く時にはかなりの音が出ますので、うるさくできないような環境では気をつけて使いましょう。
ここでは手動ミルを使ってみます。



私の持っているのはスタンダードな手動のミルです。上から焙煎した豆を入れてハンドルを回すと、下の箱に挽かれた豆が落ちる仕組みになっています。焙煎した豆は冷ましてから、一握り二握りほどミルに入れます。この量は何度か試してみて、自分の適量を見つけてください。私は濃い味が好きですが、400mlのコーヒーを淹れるのに25gぐらいの豆を使っています。ミルの中央の軸の下部にドリルのようなものがついています。この高さを上下させることで台との隙間を変えることができ、挽く細かさを変えることができます。中心の軸の取っ手を取ると、スクリューについたナットを回して高さの調節ができるようになっています。歯車ひとつでも結構粗さが変わるので一つ一つずらして試してみてください。回して下にずれると細かく、上にずらすと粗くなります。豆を入れたら時計回しにハンドルを回して豆がなくなるまで挽いてください。時々豆が支えていたりするので、本体をゆすって豆を落として全部挽きましょう。途中、下の受け箱がいっぱいになるかもしれないので、その場合はフィルターの方に空けてから続けて挽いてください。
挽き終わったら次はいよいよコーヒーを淹れます。