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- 煎る
- まずは、生豆を手に入れます。生豆って?コーヒーはコーヒーの木になる実からできます。コーヒーの木はかなり暖かいところでしか育ちません。詳しくはこちらの社団法人全日本コーヒー協会サイトでみてみてください。
この写真は私がハワイのコーヒー農園で撮影したコーヒーの木です。緑になっている実の中に豆があります。そうは言っても木から育てるのは大変ですので、生豆をどこかで買いましょう。
- 生豆を手に入れたら、焙煎する器具も手に入れましょう。
- 生豆も焙煎器も揃えたらOK。焙煎しましょう。
ここではいるいるを使った自家焙煎を紹介します。
まず、これがいるいるです。セラミックでできたドーナッツのような器に取っ手がついています。取っ手の先にも穴が開いていてつながっています。焙煎し終わった豆を出すためにある穴だそうです。生豆をこの天辺の穴から入れます。
量はザーッと入れて積み重なった豆が穴からあふれそうになるくらいになったら、止めてみる。それくらいの量を煎るのがいいでしょう。煎る前にゆすって平らにしておきましょう。入れすぎると、後で豆の薄皮がはがれたり豆が膨らんだりして量が増えてきます。上の穴からあふれてしまうので入れ過ぎには気をつけましょう。逆に少ないと、折角焙煎してもあまり量が作れないので、適量を見つけてみてください。
手にはキッチンミトンをつけて、換気扇を強でまわしてください。いるいるは火にかけている間熱くなります。また豆を焦がしていくことになるので、煙が出てきます。換気扇は必ず、できれば近くの窓を開けて煙が外に出るようにしましょう。魚を焼くのと同じ要領ですね。
いるいるをコンロの火にかけます。セラミックですので直火で大丈夫です。中火か強火ぐらいで始めましょう。いるいるを使う時のポイントはずっとゆすっておくこと。
豆はすぐに焦げてしまいます。なので最初のうちは手首が痛くなるかもしれませんが、火をかけてからはできるだけ取っ手をつかんで横にゆすり続けてください。そうすることで豆を満遍なく転がして、一部分だけ焦げるのを防ぎます。またその方が綺麗な色に仕上がります。
5分ぐらい火にかけているとそのうち「パチ、パチ」と音がしてきます。ちょうどポップコーンのように生豆が弾け割れ始めます。とはいえ、ポップコーンのように弾け飛びはしないので安心してください。音がし始めたら煙が出てきているかと思います。換気扇はフルで回した上で、近くに窓があればあけて換気を良くしておきましょう。焙煎は焦がしていく作業なので結構煙が出ます。煙が充満したりするといけないので空気の循環は重要です。次に、音がし始めて煙が強くなってきたらとろ火に弱めましょう。後は、少ない熱で続けて焙煎が続けられます。
ゆすり続けて、豆が次第に茶色になり始めます。満遍なく焙煎するためにはあせらずじっくり煎りましょう。途中火を止めて余熱で続けても大丈夫です。かなりの間余熱が保たれます。どの時点で終わりにするかどうかは色の具合を見ながらお好みでどうぞ。
- 薄い茶色:焙煎が一番浅く、薄い色の珈琲が抽出されます。
- こげ茶色:深い焙煎で、濃い目の珈琲が好きな方はちょうどいいでしょう。
- てかりのあるこげ茶色:エスプレッソ向きで、深い濃い色と香りが出ます。私はこれが好みです。
程よいタイミングでざるや皿の上に豆を出します。本当は取っ手の穴から出すことになってるのですが、なかなか出てこないので天辺の穴から出しても大丈夫です。深い焙煎にすると豆の油が出てきたりしますので、皿の上にペーパータオルを引いてから取り出すと後始末が楽です。取り出したら15分ほど冷ましてください。
動画で焙煎の工程を見てみる。
まずは強火にかけて振り続けます。
そのうちに煙が出てきます。
いい色になったら火を止めて天辺を逆さにして豆を出します。
本当は取っ手の穴から出すことになっています。- 冷めたら次は挽く作業です。
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